神宮大麻頒布始奉告祭
本日は小牧市の田縣神社にて愛知県神社庁春日部支部の神宮大麻頒布始奉告祭がございました。
これは新年の為に氏子の皆様に頒布する神宮大麻を愛知県神社本庁より受け賜わる神事で、1月の大麻暦奉製始祭(神宮大麻及び暦の奉製が過ち無く清浄につくられるよう祈念する祭事)に始まり、4月の大麻用材伐始祭(大麻の中心となる用材を伐り出すにあたり、内宮宮域林で斎行される祭事)、大麻修祓式(奉製された神宮大麻を月に数度お祓いする祭事)を経て、9月17日に伊勢の内宮神楽殿での神宮大麻暦頒布始祭で各都道府県に頒布された御神札を更に各地域の神社へ頒布する祭事のことです。
そもそも「神宮大麻」とは何か?と言う方もいらっしゃるかもしれませんので説明させて頂きます。
○「神宮大麻」とは
家庭で皇大神宮の御神徳を仰ぎ、拝礼するための御神札です。
神宮大麻の「大麻」とは本来「おおぬさ」と読み、神々への捧げ物、お祓いの際に木綿や麻を指します。このことから、厳重なお祓いを経て授けられる御神礼を「大麻」と呼ぶようになりました。
なお、地域によっては「お伊勢さん」や「天照さん」「お祓いさん」「大神宮さま」と親しみを込めて呼ばれることもあります。(「神宮大麻頒布奉仕者のために」より)
簡単に言えば「新年の為に丁重に準備された伊勢神宮の有り難い御神礼のこと」です。
近年では賃貸住宅であるなどの理由で、神棚を据え付けることが難しい事も多いようですが、御神礼は必ずしも神棚にまつらなければならないと言う訳ではありません。清浄な場所であれば結構ですので、タンスの上におまつりして頂いても問題ありません。
出来れば明るい場所で、南向き又は東向きにおまつりして頂くのが理想ではありますが、大切なのは場所よりもおまつりをする方の「気持ち」「心」です。
小型の神棚や御神礼立てなどもございますので、生活様式やお好みに合わせてお選び頂くこともできます。
御神札のおまつりの仕方についてご不明な点やご質問などがございましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。