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御田植祭

本日は6月6日は本殿にて無事に御田植祭が斎行されました。

御田植祭は字の如く田植にまつわる神事で、田植の時期にあわせて行われ、早苗が無事に根付き、丈夫に育ち、秋には立派な稲穂が実ることを祈念するもので、ご神前に早苗を供えて神事が行われました。

日本では古来より春になると山から神様が里へおりてきて田の神となり、冬と共に山に戻ると言われてきました。白山神社の御祭神:菊理比咩命が坐します霊峰白山は豊富な水に恵まれています。冬の間に多くの雪が積もり、春の雪解けと共に地に染み込み、小川が流れ、夏の日差しが農作物を育み、そして実りの秋を迎えます。古来より山々は我々にとって多くの実りを与えてくださる大変有難い存在でありました。

今でこそ、この味美地区でも田畑は少なくなってしまいましたが、地域の発展の基礎は田畑の開墾にあり、それによって町が発展してきました。

今でもお米は日本食に欠かせない穀物です。炊きたてのご飯、お弁当のおにぎりなど、お米で育ってきたという方はまだまだ多いです。

お米の主な成分の炭水化物は太りやすいというイメージをお持ちの方もあるようですが、炭水化物は脂肪分などと比べても分解・吸収されやすいため、比較的即効性のあるエネルギー源であり、必要以上に摂取しなければ太るということはありません。

「ごはんは、小麦などの粉からできているパンや麺類と違って、粒のままで摂取するため、パンや麺類より、ゆっくりと消化・吸収されていきます。そのため、(1)おなかがすきにくく、腹もちがよいことから間食が少なくなる、(2)体に脂肪を溜めるホルモンの分泌がゆるやかで、それに起因する体脂肪の蓄積が抑えられる、といったメリットがあるのです。」農林水産省webページ 特集1 お米の魅力(2)よりhttp://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1211/spe1_02.html

そればかりか炭水化物を摂取しないと、痩せにくくなります。何故なら脂肪の燃焼には炭水化物が必要だからです。また、お米に含まれるたんぱく質はコレステロールを下げる作用もあるそうです。その他にも亜鉛は必須栄養素で味覚を正常にし、免疫力を高めたり、肌や髪を美しくする効果もあるようです。

パンが無かった時代の昔の日本画を見ても著しく太っている人は描かれていないことが「米=太りやすい」ではないことを表してもいますし、世界的には「日本食=健康食」と言われるほどです。

お米を沢山食べなさいと言うつもりはまったくありませんが、日本人が古来より大切にしてきた米食文化はこの先も大切にしていきたいものです。

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