祝 白山開山1300年
開山1300年を迎えた霊峰白山では当白山神社のご祭神:菊理比咩命(白山比咩大神)をご神体としてお祀りしており、養老元年(西暦717年)6月18日に泰澄大師が弟子の臥行者、浄定と共に白山御前峰に登頂して開山しましたが、先日8月9日(旧暦6月18日)は霊峰白山が開山して1300年の記念日であり、全国白山神社の総本宮である石川県白山市の白山比咩神社では9日~11日にかけて記念奉祝大祭が斎行されました。
まずは本殿にての神事が執り行われたのちに、白山奥宮遥拝所(麓から白山奥宮を拝む場所)にて霊峰白山を拝礼しました。台風5号の影響で直前まで雨が降る状態ではありましたが、遥拝の際には雨も上がり無事に拝礼が済み、続いて北陸修験道白山会の方々による柴燈大護摩供が行われました。
盛大な護摩焚きに大勢の観衆からは歓声が上がっていました。
10日は別当出合から奥宮へと登拝させて頂き、味美の皆様並びにご参拝の皆様のご多幸、ご健勝を祈念させて頂きました。
山上の奥宮に着いたときはガスのため真っ白でしたが、
朝陽が昇ると共に、少しずつ景色も見えるようになってきました。
室堂の奥宮祈祷殿・参籠殿も新しくなり、白山開山1300年に加えて、新しい歴史が始まりました。
白山は冬には多くの雪に覆われ、夏でも山頂付近には雪が残ることから、かつては越の白嶺(こしのしらみね)と呼ばれ、いつの頃からか「白山」と呼ばれる様になりました。白山は古来より、春の雪解けと共に多くの水が多くの命を育み、草木を育て、私たちの暮らしを豊かにしてくれました。
山頂付近や登山道では多くの花々を愛でることも出来ます。
登山道側の沢筋も多くの水が溢れています。
下山時には別山も綺麗に拝むことが出来ました。
白山神社の氏子様は7月1日~8月31日までの間、白山室堂の奥宮参籠殿に宿泊することが出来ます。ご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さいませ。