蝗祭
本日は蝗祭(うんかさい)が斎行されました。

蝗祭は味美連合区による神事で一般の方の参列は出来ないのですが、蝗とは「イナゴ」の事で今年植えた苗がイナゴやバッタなどによる蝗害に合わないように、また、台風や大水などによる風水害に合うことなく、無事に育つようにと祈念する神事です。
元々は味美の地は田畑の開墾により成長してきた土地であり、「味鋺の美しい田」から味美になったとも言われております。
今でこそ地域の発展に伴い田畑は少なくなりましたが、それでもまだ稲を作る方もいらっしゃいますし、例え田畑が無くなろうとも私達の米をはじめとする食物が不要になる訳でもないので、この味美の地域はもとより、作物を作って頂く地域の豊作も願う神事となります。
「自分に直接関わらないから不要」ではなく、「間接的にも多くの物や人が関わっているからこそ私たちは安心して暮らすことが出来る」と言うことを忘れていなりません。
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